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京都市交響楽団は、全国唯一の自治体運営のオーケストラです。
自治体の運営なので、楽団長は門川市長ですし、演奏者である楽員やスタッフは京都市の非常勤の職員という扱いでした。それを京都市の外郭団体である京都市音楽芸術文化振興財団をいうところに移管する方針が明らかにされました。
京都市音楽芸術文化振興財団は、京都会館やコンサートホール・北文化会館・アバンティホール・呉竹文化センターなどを運営している財団です。僕もよく使わせていただいたところばかりです。
ここに移管することによってのメリットは、補助金が得られることで京都市の予算を削ることができること、また、楽団独自の運営ができるので、企画や演奏会に関して、フットワークを軽くすることができることだと思います。
しかし、利益を目的とするだけの楽団になるならば、京響の良さは失われてしまうように思います。そのあたりを今後どのように運営されていくか、市民は見守るしかないのでしょうか。
よく思うことですが、、、
自治体などが財政難に陥った時、真っ先に切り捨てられるのが、こういった文化面です。たしかに直接的な利益が見えにくいところですが、こういったところを切ってしまうことが、本当に市民の幸せにつながることなのかどうか、よくよく考えていただきたいと思います。
京響は、僕が大学生の時よく聴きに行った楽団ですし、高校の時の先輩が在籍していて、少し気になるところなのです。
市民のためにも楽員の方のためにも、うまくいくことを祈ります。
ちなみに、、、
京都市合唱団というものもありますが、こちらは教育委員会に属しているものなので、そうそうに切り捨てられることはないと思います。
両方とも50年以上の歴史があり、京都市民のためになってきたことを思えば、これからも末永く京都の音楽文化を支えていってほしいと思います。
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京都寺子屋塾の塾長です。
大阪出身で、現在は上京区民です。
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