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このブログでは相変わらず、本を紹介していません。
でも、これは友達に薦められたこともあって、ちょっと書いておこうと思いました。
『鴨川ホルモー』は『鹿男あをによし』でも有名な万城目学の小説で、もう3年前に出版された作品です。作者にとってはデビュー作で、どうやら『鹿男』がテレビドラマ化される前に、すでに『鴨川ホルモー』の映画化の話はあったようです。今回僕が読もうと思ったのは、映画が4月に上映されることになったのと、文庫本として出版されたからです。
大まかな話の内容としては、、
京大の一回生である主人公が、京大青竜会という謎のサークルに入るところから始まります。ホルモーとは「オニ」を使った競技で、そこで起こる学生たちのお話です。もちろん話の舞台は京都です。
作中には、大学名や地名はもちろんのこと、お店の名前などまで、実際にあるところは実名で出ています。先日万城目学氏の講演会(彼は京大法学部出身)が、京都大学で行われたようですが、僕は仕事もあり行けませんでした。同年代の京大生である、平野啓一郎や森見登美彦、ロザン宇治原の話まで出ていたようです。また、小説を書き始める原点が、京都での大学生活にあったらしく、それは『鴨川ホルモー』に表れているような気がします。
そうそう、この『鴨川ホルモー』で、大学生限定のチケットが販売されています。チケットには特製クリアファイルがついて1000円だそうです。もちろん京大でもしっかり売っているようです。主に京都以東の大学で販売されています。大学生の方がうらやましいですね。
僕は、万城目氏とほぼ同時期に京都で大学生活を送っていました。小説を読んでいても、何か京都に関して世間に対して共感できるところがたくさんあります。いや、あったというべきでしょうか。
団塊ジュニア世代の私たちは、時代の閉塞感の中、もがき苦しむ20代を過ごしてきたように思います。同世代は「敵」ではなく「同志」だと、最近思えるようになった今日この頃です。
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京都寺子屋塾の塾長です。
大阪出身で、現在は上京区民です。
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