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テスト週間が終わってゆっくり寝られるはずだったんですが、急に寝ようと思っても、3週間続いた生活リズムはなかなか離れないものです。土曜日に宝ヶ池のプリンスホテルへ行ってきました。
これは立命館中学校・高等学校主催で、この中学高校に来年度から医師薬系コースが新設されるということの記念フォーラムでした。
まずは和田先生が「医者になるために必要な学力とは?」というテーマでお話しされました。
医学部は受験学力において相当な負担があるので、ある程度の前倒しの勉強は必要である。しかし、他の学部に比べて(特に私立大学では)出題傾向がはっきりしているため対策がたてやすい。そうなると、医学部の受験予備校に通えば受かる可能性というのは高くなってくる。
あと、社会のニーズとして「世の中を知っている医者」が生き残るので、戦略的に勉強していかなければいけない。つまりは、面接試験対策ではないが、新聞・新書をよく読んで、いろいろなことに関心をもつのは良いことだ。
だいたいそういったお話しでした。そのほか、基礎医学ではない分野で大成する話しや、西日本の医学部人気についてなどちょっとおもしろいお話もありました。
次に陰山先生が「立命館一貫教育で目指す学力とは?」というテーマでお話しされました。
日本の社会を豊かにする人材を育成するために、公立とか私立とかいってられないというお話から、立命館が、口先ではなく本当に実践しているということや、それができるからこそ立命館に来たという話をされていました。そしてやはりおっしゃっていたのが基礎・基本的なことはつめこんでおいたほうがいい!ということでした。僕もこれに関しては同感です。
2人の講演の後は、立命館中学校・高等学校の先生が新コースについての説明をされました。
そして最後に和田先生、陰山先生の対談、、というかお話しがありました。
努力をムダにさせない方法論、頑張って何も得るものがないというのでは勉強は良い方向へは向かないということでした。いい点を取らせることが大事だということ。
自分のことを頭が悪いとは思わせない、できなかった時に、やり方をかえるという思考が大事だということ。
両方とも非常によくわかります。悪い点数をとって、なにくそと頑張る子もいないではないですが、そんな生徒でも良い点数をとるももっとやる気が出るものです。たとえ中間テストや期末テストのような大々的なテストでなくとも、日々の小テストや百ます計算などでも、「点数」を取るには十分なものです。やはりこういった体験こそが、自己肯定できる心を養うのだと思います。
あと、モチベーションを維持するためにはどうしたらよいかという話しの時に、モチベーションには内発的な動機と外発的な動機があって、どちらかだけではよくない。モチベーションは各人違うので、やる気の出させ方は一つではないということでした。
子どもをよく見てください。というお話しもありましたが、僕自身これは塾のせんせとしての、一番大きな課題だと思っています。子ども個々人の現状をいかに捉えるかさえできれば、それに対する対応は何とかできるものです。どうやって子どもを見切っていくのかが、最も難しく最も必要なところだと思います。
なんやかんやと書きましたが、2時間足らずでとても内容の濃いお話しでした。もっとなかなかこういった先生方は受験については、お話しする機会がないので、とてもためになりました。教育再生会議の話しもありましたが、ここでは書けないでしょうか。。。
あと、立命館小学校のテキストについては、期待しています☆
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京都寺子屋塾の塾長です。
大阪出身で、現在は上京区民です。
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