[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
上州から、京都の話し。。。
京都大学で働いている友達に先日、「京大で白いたんぽぽ見つけた」と聞き、そういえば僕も子どもの頃に見たかなぁって考えていました。
そんな中、僕もこないだ見たんです。岩宿遺跡の近くで。
そこでたんぽぽについて、ちょっと調べてみました。。。
実は、われわれが見ているたんぽぽの多くは、セイヨウタンポポと呼ばれているもので外来種なのです。日本のたんぽぽも、カンサイタンポポ、カントウタンポポなどと種類があり、江戸時代の頃より園芸植物として栽培されていたようです。
僕が見た白いたんぽぽは、シロバナタンポポと呼ばれているもののようで、やはりこれも園芸用だそうです。カンサイタンポポ・カントウタンポポ、そしてセイヨウタンポポも、花は黄色です。見分けるには、花の下の総苞片という部分が反り返っているのがセイヨウタンポポで、そうでないのが在来のたんぽぽです。
このように、たんぽぽには結構種類が多いようですが、最近ではセイヨウタンポポが増えて、在来の日本のたんぽぽが生きていく場所を失っているようです。
ではなぜ、日本のたんぽぽはセイヨウタンポポに負けてしまうのでしょうか。。。
それは、生殖方法が理由だと考えられています。
セイヨウタンポポには、繁殖しやすい秘密があるのです。
それは、単為生殖です。
カンサイタンポポもカントウタンポポも、他の多くの被子植物と同じように、花粉が受粉することで種子ができて、繁殖することができます。しかし、セイヨウタンポポは受粉することなしに、種子を作ることができるのです。実際には、染色体の数が奇数の倍数(5n)であることから、こういったことができるのです。これを単為生殖といいます。つまり出来上がった世代のたんぽぽは、元のたんぽぽと同じ染色体であるので、いうなればクローンのようなものです。
京都にも鴨川沿いや、ちょっとした道端で見ることができるたんぽぽです。
黄色いのや白いの、在来種や外来種、いろいろあるようです。
最後に。。。
セイヨウタンポポの繁殖力が強いのには、もう一つ理由があるようです。
それは、春から秋にかけて、一年の半分以上花を咲かせることができるからです。
日本のたんぽぽは、だいたい3月~5月が見ごろのようで、今が一番きれいな時期だそうです。また、京都では今年、たんぽぽの開花が観測史上最速(1月12日)だったそうです。
京都大学のたんぽぽも今が見ごろかもしれません。
しかしたんぽぽに見ごろがあったとは知りませんでした。
うちの近くでは、京都御苑で日本のたんぽぽがたくさん見られるようなので、京都に帰ったら、たんぽぽ見てみたいと思います。
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
京都寺子屋塾の塾長です。
大阪出身で、現在は上京区民です。
メールを送ってくださる方は、このブログの一番下にあるメールフォームからお願いします。