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ちょうど中学生と高校生がテスト期間中で、毎日泣きそうに忙しい毎日を過ごしています。忙しい故に、ブログは書きたくなるものです。僕にとってブログはストレス解消になっていると思います。
こういう時は自分の好きなネタで!ということで幕末の話しです。
今月のはじめごろ、ついに僕がこの一年くらい買い集めていた「るろうに剣心」完全版が完結しました。そうです、あのマンガです。
歴史を大学で専門に勉強していた方は、こういったマンガなどの類は捨て置くことが多いようです。僕も「風光る」などは読んだことがありませんが「お~い龍馬」などはテレビ版も観ておりました。
「るろうに剣心」ですが、ご存じの方も多いですね。
ウィキペデイアの説明によると、、、
「明治維新のために不本意ながら人を斬り続け、「人斬り抜刀斎」として恐れられた剣客緋村剣心が、神谷薫との出会いやライバルたちとの戦いを通じて、新たな時代での生き方を模索していく」
とあります。。。
主人公の「人斬り抜刀斎」こと緋村剣心は、作者の言葉にもありますが、実在の人物「河上彦斎」(かわかみげんさい)をモチーフにしています。史実では佐久間象山を京都三条木屋町で一刀両断にしたことで有名ですが、意外とその「人斬り」としての姿はよく知られていません。彼は肥後藩(熊本県)の出身で、後に広沢真臣(長州藩出身の官僚的政治家)の暗殺の疑いをかけられて処刑されてしまいます。もちろん根も葉もないことですが。。。
話しの中では、京都の話題も出てきます。
幕末の京都は「天誅」の嵐が吹き荒れていました。当時の京都をあらわす記述はたくさんありますが、治安が悪いだの、楽しく暮らしてるだの、通り一辺倒では説明しきれません。でも、蛤御門の変や、鳥羽・伏見の戦争など、一般市民もいろいろなことを感じていたはずです。こういうマンガを通じて、京都の歴史について興味を持ってもらうことは良いことだと思います。
マンガであることを引いて考えても(幕末を舞台にした人間活劇といってしまえばそれまでですが)幕末の明るい部分暗い部分が、わりとシンプルに描かれています。また、生きるとか死ぬとか、、人生の過ちや償い、、万人の幸せと一人の幸せ、、などなど、遠くて身近な問題を取り上げているところも評価できます。
世の中のことを考えて、命をかけていた時代です。
今の若者に命をはれとはいいませんが、時に本気で何かをしなければならなくなった時に、自分をどう見つめて、社会をどう見つめていくのか。幕末の若者は、それぞれの立場で精一杯生きていました。どちらが正義で悪とか、どちらが正しくて間違っているのかとか、あるいは勝ち組とか負け組とか、そういうのではなく、誰もが精一杯生きていたのだと思います。それは今のわれわれも同じだと思います。
僕も自分が正しいと思う道を、全力で走っていくことしかできません。
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京都寺子屋塾の塾長です。
大阪出身で、現在は上京区民です。
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