[PR] 忍者ブログ記事別アクセス推移 京都好き −歴史・教育・おいしいもん・おもろいとこ− 藤原公任の邸宅跡(四条宮)、やっぱりここですよね。 忍者ブログ
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 僕は高校生の時から、藤原公任という人が気になっていました。
 公任は平安時代の歌人で、摂関政治で有名な藤原道長と同時代の人です。その公任が編纂した『和漢朗詠集』は、内容の完成度から、後に貴族の教科書として使われていました。「君が代」の出典もこの『和漢朗詠集』です。僕は今でも、古典の勉強で読むことがあります。
 そして、公任(四条大納言)は「三舟の才」の話しもあるように、漢詩・和歌・管弦など多方面での才能を発揮していました。

 『大鏡』には

「いかでかかからむ。うらやましくもあるかな。
 わが子どもの、影さえも踏むべくもあらぬこそ、口惜しけれ」
  (どうしてこんなに何でもできるのだろうか。うらやましいことだなぁ。私の子どもたちが影さえも踏むことができないのは、残念なことだ。)

 これは、藤原道長の父兼家の言葉です。出典が出典だけにあくまでお話しですが、時の権力者にこうまで言わせたのは本物だと思います。


 話しがそれましたが、、、

 藤原公任の邸宅跡は現在確証のある場所は断定できていませんでした。
ただ室町時代にできた『拾芥抄』に、ある程度の場所が書かれています。しかし信憑性がやや薄いところが難点です。
 今回発掘された四条新町の角は、他の書物にも出てきている場所であり、年代的にも合致しています。池の洲浜跡も今回確認されたとのことで、ほぼ特定できたといって良いのではないでしょうか。


 最後に百人一首にある公任(四条大納言)の和歌を書いてみました。

「滝の音は 絶えて久しく なりぬれど 名こそ流れて なほ聞えけれ 」
 (滝の音は途絶えてから長い年月がたつけれど、その名声は今に流れ伝わって、今でも人々の聞こえがあるのだ。)

 藤原公任の和歌は飽きないです。。。
 

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