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久々に映画を観に行ってきました。
サラエボといえば、何を思い出すでしょうか。。。
サラエボオリンピック、、サラエボ事件、、オシム監督、、、
イメージはあるようなないようなですが、この映画はボスニア内戦後のサラエボを舞台とした映画です。ボスニア内戦は未曾有の戦争でした。当時ボスニア(旧ユーゴスラビア)の人口四百数十万人のうち、死者二十万人、難民・避難民二百万人以上という、第二次大戦以降ヨーロッパ最大の戦争でした。
戦争の詳しくは調べていただいたほうがわかりやすいでしょうが、この映画の中ではちょっとセルビア人が悪者っぽく描かれています。セルビア人、ムスリム人やクロアチア人の民族紛争は、今まで同じ町に住んでいた人たち同士銃を向け合うといった戦争にしてしまいました。
ざっくりあらすじを書きます。
読みたくない人は読まないでください。
この映画の主人公である女性は、自分の娘に言えないことがありました。
この娘は、母親が収容所にいた頃、レイプされて妊娠した子どもだったのです。母親は流産しようと何度も試みますが、出産してしまい、わが子を遠ざけます。しかし初めてわが子を抱いた時、、、云々です。
第一印象は監督が言うように、戦争映画ではなく愛の映画だと思いました。
けれど、現実はとても残酷で、内戦が終わって10年以上たってもこういったことは日常茶飯事のようです。民族紛争が深まる中で「民族浄化」の名の下にレイプされた女性たちは、二万人に達すると言われています。
このような状況の中、レイプされた相手の子どもを愛することができるのか。どういう思いで生きていくのか。僕の想像力では追いつきません。
戦争は絶対的に良くはないと思います。
でも、それをも凌駕してしまう愛情が存在することに、ただただ驚くばかりです。
そんな愛情が世界を平和にするような気がします。
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京都寺子屋塾の塾長です。
大阪出身で、現在は上京区民です。
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