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昨年10月に京都市教育委員会が、京都市内の小中高校生6万6千人余りを対象に、携帯電話に関するアンケートが行われました。
アンケートの内容は、小学校用、中学用、高校用よ少しずつ内容が違います。私が気になったところだけをピックアップしてみました。詳しくは京都市教育委員会のホームページでA4用紙約40枚分がPDFでアップされています。
○ 自分だけのケータイを持っている
「はい」と答えた小学生
小4 25%
小5 29%
小6 33%
男子合計(4~6年生) 22%
女子合計(4~6年生) 35%
小学生(4~6年生)全体 29%
もうこの数字にはびっくりしませんが、小4から高学年になれば、ケータイは4人に1人から3人に1人になるんですね。男子よりも女子のほうが多いというのは、小学生に限ったことではありませんが、やはりこうみると周りの影響が大きいような気がします。
「はい」と答えた中学生
中1 59%
中2 69%
中3 74%
男子全体 60%
女子全体 74%
中学生全体 67%
小学生同様、学年が上がるごとに数字が大きく上がっています。高校生のアンケートの中にも「自分だけのケータイを持っている人はいつから持っていますか」という質問に、半数以上が中学生からと答えていることがここで証明されています。
また、別のデータで各学年とも男子よりも女子のほうが10~15ポイントほど上回っています。中学生の約7割の女子はケータイを持っているといえます。ケータイから入ってくる情報、または伝える情報の中身は、思春期の多感な時期にどう影響して、これから彼らは人生を進んでいくのでしょうか。
「はい」と答えた高校生
高1 94%
高2 95%
高3 96%
男子合計(1~4年生) 93%
女子合計(1~4年生) 96%
全体(1~4年生)95%
これは大人のデータと同じかそれ以上といえます。
男女差はほとんどなくなりますが、ケータイが彼らの重要なコミュニケーションツールになっています。大人以上に使いこなす生徒もいますが、その反面まだネット社会の怖さに触れていず、危ない橋を渡っていることに気づかないこともあるようです。ただ、うちの塾でも高校生との連絡はほとんどメールで行います。そのほうが効率的で確実です。もうこの利便性に対抗してケータイを持たないようにするのは一部ナンセンスで、高校生がケータイを持つ欠点を補う対策を考えるほうが現実的です。
総じて、、、
元々このアンケートは、子どものケータイ利用に対して、有害情報の危険からどう守っていくかを考える目的でされたものです。フィルタリングをもっと強化していく方向で進むことになるでしょうが、中学生・高校生などはそういったサイトを自ら作らないということも指導していくべきです。裏サイトのこともありますが、こういったものはどうも受身というか、被害に合わない対策しか講じられていません。
将来的に、今の子どもたちがこういうサイトを排除できるような仕組みを作っていってほしいです。今はそのためにできるだけのことをしなければいけません。用は急を要していると思いました。
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京都寺子屋塾の塾長です。
大阪出身で、現在は上京区民です。
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