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京都の話しなど、他愛もないことを書きます。コメントなど残してくれたらうれしいです。
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 めっきり秋らしくなってきた今日この頃です。
 中学生が夏休みをどう過ごしたかが、そろそろ実力に反映される時期になってきました。
 高校受験では、偏差値や入試のことばかり考えがちです。でも、学校選びをする時には、実際にどんな学校かをよく知っておく必要があります。


 今日は私立中学・高校展に行ってきました。
 昨日と今日少しだけのぞいてきましたが、やはり大盛況でした。

 各学校がブース形式で、担当の先生方が一人一人お話しされるカタチです。
 学校によっては、静かな学校もあれば、大行列になっているところもあります。これをみると保護者や生徒の注目度が一目瞭然です。僕も行く前から「ここは混むやろな」というところは考えていましたが、まあ予想通りといったところでしょうか。
 しかしながら、静かなところが良くない学校ともいえません。
 京都の私立中学・高校はどちらさんも、とても頑張っておられます。


 塾の立場からいえば、

 京都の私立中学・高校はどこの学校へ行っても、高い満足度が得られる学校ばかりです。京都に住んでいる小学生・中学生はとても恵まれた環境にいると、本当にいつも思います。
 
 そういうと、

 「私立はお金がかかる」とか、

 「勉強ばっかりさせられる」とか、おっしゃる方もいます。

 少し前までは、そういう部分も否めなかったかもしれません。

 しかし、現在では、返済不要の奨学金制度を設けている学校も少なくありませんし、大学受験が軽減される高校などは受験勉強にとらわれない独自のカリキュラムを設けている学校がたくさんあります。


 教育事情というのは、社会のニーズに応えるように、めまぐるしく変化します。

 偏ったイメージなどで、自分に合った学校を見落とすのは少しもったいない気がします。やはり、自分の目で耳で、学校選びをしてもらいたいものです。

 僕も、生徒と学校とのマッチングがうまくいくように、これから全力を尽くさないといけません。ほとんどの人が、人生初めての人生選択です。こんな時代だからこそ、自分の人生に本気で向き合って、考えていってもらいたいと思います。

 各学校では、まだこれから秋にかけてオープンキャンパスや学校説明会などが行われていきます。楽しく人生選択していってほしいです。

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 3・4月は塾にとって新入塾の多いとても大事な時期です。
 塾のことをよく知ってもらって入塾してもらいたい時期です。
 そんな大事な時期に、HPがダメになってしまいました。

 3月にHPを新しくしたことが裏目に出たようで、プロバイダやHPソフトの会社に問い合わせてみても原因がよくわかりませんでした。
 結局のところ位置から作り直すということで、今日やっとトップページなど一部が復旧いたしました。

 これから頑張って新しくしていきますし、掲示板など新しいコンテンツも増やしていくつもりです。

 うちの塾に興味がある方はもちろんのこと、そうでない方も、ぜひ一度お立ち寄りくださいませ。


 京都寺子屋塾
 http://www14.plala.or.jp/kyoto-terakoya/

 

 最近、僕はバスに乗ることが多いです。
 でも京都市バスに乗ることは、あまり好きではありません。

 なぜなら、市バスの運転が荒くて、乗り物酔いしてしまうことと、市バスの乗客のマナーが悪いからです。
 もちろん、自分のことを棚に上げていうつもりはありませんが、少なくとも僕は常識的な範囲内ではマナーを守れているつもりです。


 僕が最もよく乗るのは205系統で、京都駅から河原町通、北大路通、西大路通から京都駅に戻る循環系統です。わりと混みあう路線で、観光客の方よりも、比較的地元の方がたくさん乗っておられるように思います。
 僕は四条河原町から洛北高校前まで乗ることが一番多いですが、本当に乗客のマナーが悪いのです。中でも、わりと年配の方のほうがマナーが悪いのです。
 

 具体的には、、、


 並んでいても順番抜かしをする。

 人に強くぶつかっておいて、一言もない。

 携帯電話を使って、大きな声で話す。

 車内で、においのあるものを飲食する。

 濡れた傘を人に当てる。

 入口・出口付近に数人でかたまる。

 などなど、、、


 何だか書いているだけで腹が立ってきますね。。。
 場合によっては僕も勇気を出して注意します。若い人なら「すみません」とか言って、改善してくれる人もいますが、年配の方ほど無視されます。まぁ僕みたいな若造の言うことなんか聞きたくはないと思いますが、目に余ることが多いのです。
 あ、でも、僕は、そんなしょっちゅう人に注意しているわけではないですからね。。。年に一回あるかないかです。。。


 中には、バスの運転手さんが注意してくれることもありますが、たいていは放置されています。これは仕方ないでしょうか。走行中は運転に集中してほしいですから。
 


 京都に来る観光客の方も、バス移動する方が多いです。

 他府県の方のことを考えると、非常に恥ずかしい光景です。

 将来を担う子ども達にも悪影響です。

 ぜひ、良識ある大人の方は、猛省してほしいと思います。

 いよいよ平成20年度が今日で終わります。
 明日から名実共に新学年です。
 春期講習も半分が終わり、みんなそれなりに手応えを感じてくれているようです。

 
 その中でも、新中3の数学は、一次関数を中心に復習しています。
 毎年ながら、中学校では一次関数をわりとおろそかにすることが多いです。高校受験の直前になって、一次関数がわからないといって入塾してきた生徒があったくらいです。
 しかし、一次関数を解くプロセスは数学を勉強していくにあたって、とても重要な考え方が多く、捨て置けない分野なのです。

 

 そういうわけで、、、
 この春休みの間にみっちり復習をしておこうと思いました。

 

 一次関数は、まず y=ax+b という基本の式を覚えることから始まります。そして次に大事なのは、座標と式です。座標から式を求める、式から座標を求める、これらを自由自在に操れなければいけません。
 計算自体は、代入して、式の変形をというだけなので決して難しくありません。これは方程式に通じるところなので、方程式ができない生徒は少し難しいのです。

 

 学校のテストで高得点を取りたいというレベルであれば、正直なところこのあたりさえできれば特に問題はありません。しかし、中3になると二次関数や図形との複合問題が多数出てきます。
 それに対応するためには、座標と式、そして文章題になってもうまく使いこなせるところまで消化していかなければいけません。

 うちの塾では、演習を通じて今まではクリアしてきました。
 しかし、今年は少しやり方を変えました。

 わざとめんどくさい問題をたくさん解くことによって、その感覚をつかんでもらおうと思ったのです。一次関数を使っての図形の問題(三角形の面積、二等分する直線の式など)から入って、文章題でもグラフが何度も折れ曲がるもの、そしてそれを合わせたものなどです。
 一次関数は、それ自体覚えることは多くないので、難易度を上げるとなると、自然とめんどくさい問題になります。
 しかし、めんどくさい問題をたくさん解くことによって、一つ一つの計算を丁寧に解くことはもちろんのこと、図形や方程式の練習にもなります。

 これは、ある一定の計算力がなければいけないと思いますが、うちの生徒たちは計算力なら負けません。計算ミスをすることもほとんどないですし、見直しをすれば、ミスも自分で見つけることができます。


 あとは、できるだけ上の問題にチャレンジしていく気持ちが大事です。


 数学は、わかりやすい科目なので、難しい問題を解けば解くほど、自分への自信になりますし、数をこなすことで、それが確信!?に変わります☆

 

 一次関数は、中学数学の大きな軸の一つです。

 今のうちに復習しておくことはとても意義があることだと思います。

 新中3で、一次関数が苦手な人は、あと一週間でしっかり復習をして頑張ってほしいと思います。

 いよいよ新年度が始まりました。
 世間では4月から新年度ですが、うちの塾ではこの春期講習から新学年扱いです。毎年ながら、この時期は気合いが入ります。

 今年は英語と国語を中心に、高校入試の理科・社会、学習指導要領改訂のあおりを受ける数学(算数)や理科など、カリキュラムの変更が著しいです。

 今までよりもさらにグレードアップした京都寺子屋塾にご期待ください。

 完全に宣伝になってしまいました。。。


 大学入試センター試験が昨日終わりました。
 今年は全体的に難しかったとの意見もありますが、みなさんいかがでしたでしょうか。平均点の予想も低めに出ていますが、僕は自分でやってみた限りそこまでではないような気がします。単に、受験した生徒の得点力が下がっただけではないでしょうか。。。


 一昨日は、中高一貫の入試もありました。
 うちの生徒は自信がなかったようですが、結果がでるまではゆっくり待ってあげたいです。僕は西京しか問題を見ていなかったですが、少し難しかったような気はしますね。


 入試は、これからが本番です。

 塾では本番の空気を吸ってきた生徒がいると、緊張感もみなぎります。
 
 でも、入試は自分の人生選択なので、楽しんで迎えてほしいものです。

 今、うちの中学2年生の生徒たちが、チャレンジ体験を行っています。
 
 チャレンジ体験とは、簡単にいうと仕事体験です。
実際に大人が働いている職場に行って、一週間ほどお手伝いさせてもらうことです。京都市内の公立中学校では、主に2年生でこれを行います。

 うちの生徒たちも各自いろいろなところへ行って、仕事の体験を行っています。例えば、本屋さん、八百屋さん、おもちゃ屋さんなどです。そのほか、保育園や大学生協、駅員や神社仏閣など、様々な種類があります。


 ただ、生徒たちの声は、意外と冷ややかです。

「あんまり、おもしろくない」
「一人やからつまらん、友達と一緒がよかった」
「しんどいから、やりたくない」
「勉強せんていいから、ましなだけ」  などなど。。。

 学校行事の一つなので、あまり自発的な要素がないのかもしれません。


 僕個人の意見としては、チャレンジ体験そのものには賛成です。
 ただ、何を目的とするかというところによると思います。

 大学生に聞いてみても、働くことへの意識は二極化しているように思います。自分のやりたいことのために勉強して、就職活動を頑張っている学生がいたり、また、働くことに希望を見出せず、とりあえず働こうとする学生がいたりします。僕はそのどちらも、危険性があるように思います。
 両者はそれぞれ、働くこと=自己実現、働くこと=お金を稼ぐ という単一の価値観で動いているようにみえるからです。

 

 何のために働くのか、、、

 世の中には、好きな仕事を一途にこなしていく人もいれば、多少辛くても家族のために頑張っている人もいます。
 また、同じ個人でも、若い時は嫌々だった仕事が好きな仕事になる人もいます。そう思うと、働くことへの価値観は、本来非常に多様であることがわかります。また、それを自分自身でコントロールすることも大切であることもわかります。

 そしてそれは、どの段階(年齢)で成熟していくのかがとても大事です。僕が普段、高校生のアルバイトを反対しているのは、このあたりが理由の一つです。

 

 話を戻すと、、、
 中学生のチャレンジ体験では、就業意識を身に着けることは難しいです。中には動機付けとなる生徒もいるかもしれませんが、ごく稀なことだと思います。
 働くことへの意識は、体験などではなく、もっと根っこの深いところから発していくべきだと思います。もちろん、中学生が体験することから得るものもあるので、全体として否定はしませんが、多くを求めてはいけません。なので、できれば楽しくチャレンジ体験を過ごしてほしいです。


 僕は学習塾という場で、キャリアデザインの一つを担っている自覚もありますが、もっと長い目で見た時の就業意識まで考えるべきかもしれません。
 僕ができることは、結構あるような気がしてきました。。。

 今回はオープンキャンパスということで詳しくは書きません。

 お話は、ほとんどパンフレットに載っていることでしたし、メイン

は在校生の発表と学校見学でしたので。

 
 その在校生の発表なのですが、、、
 
 正直、、、いかがなものでしたでしょうか。。。

 少し辛口に書かせていただきますと、発表のための発表というか、

内容の目的が分かりません。簡単に言うと、内輪受けだけではなかっ

たでしょうか。僕は中継会場で観ていましたが、みなさん若干失笑気

味でした。
 いや、僕がそう感じただけので、ほかの方々はどう思っておられる

かわかりません。もし違っていたらすみません。

 僕は毎年オープンキャンパスや、説明会には出来うる限り参加させ

ていただいていますが、西京附属はいつも楽しく来させていただいて

いたのです。それだけに少し落胆が大きかったです。

 
 それでも、うちの生徒にまず話を聞いてみましたが、やや同じよう

な意見でした。小学生でもそう思うのであれば、保護者の方も同意見

ではないでしょうか。


 僕が言いたいのは、ただ単におもしろくなかったからどうというわ

けではありません。いってしまえば所詮中学生の発表なので、大目に

見てあげなくてはいけないところもあります。
 しかし、エンタープライジングを標榜して、社会のリーダーとなる

ための学習を考えておられるなら、やはりそれなりの結果をみせても

らいたかったです。もちろん中1にそこまで求めるのはという意見も

あるかと思います。
 でも、みなさんわざわざ貴重な時間を割いて、足を運んでおられる

のです(私は毎年行っているので、あまり特別な感じはしませんが)

。学校側がもっと責任を持って、生徒と協力して、プレゼンテーショ

ンできるようになってほしいです。それはプレゼンする側の生徒のた

めでもありますし、学校としてもアピールになりますし、もちろん来

てくださった保護者や児童のみなさんのためにもなると思います。
 もしそれでも、納得のいくものができなければ、最初っからためて

おいたほうがいいように思います。


 ちょっと、、辛口になりすぎたでしょうか、、、

 生徒さんが頑張っていたからこそ、もっと学校も支援してあげてほしいと思ったからです。悪く思わないでいただきたいです。

 入試まであと数か月です。

 まだまだやることはたくさんありますし、塾も頑張っていきたいです。

 いまひとつは、

 単に「学力」のない学生が入学している大学(悪くいえば一般的に遊んでばっかりの大学)が、どうして生き残れているのかということです。

 
 これは簡単にいえば、私学には私学助成が行われているからです。
 私立学校振興助成法という法律によって、いわゆる私立の学校は、私学振興事業団などを経て、間接的に国の援助を受けているのです。私学助成に関しては、憲法違反であるとかどうとかという問題もありますが、当面僕は私学助成は必要であると思います。
 ただし、私学助成の金額面でのバランスや、その割り振り方などは、あまりに不透明すぎるように思います。


 話を戻しますと、大学生の学力低下を防ぐために高大接続テストが必要とされる一方、学力テストを課さない大学に湯水のようにお金を落としているとすれば、ダブルスタンダードといわれても仕方がありません。たとえ、そういう体制を防ぐ考えであるとしても、それは単なる応急処置に過ぎないと思います。問題はもっと根本的なところであると思います。


 実際のところ、学生がほとんどいない大学があったり、私学助成ほしさに入学者数がどうのこうのと、トラブルも絶えません。

 国が大学に求めているものは何か、またそのために必要なものはお金なのか、学力なのか、それともそんな一元的な価値観ではないのか、よく考えてもらう必要があると思います。


 高大接続テストをする前に、大学の現実にもっと目を向けるべきだと思います。それがあってはじめて、対策を考えられるのではないかと思います。

 現在、大学入試の中で、学力試験を伴わないテストがいくつかあります。
 たとえば、指定校推薦や、AO入試、一芸入試や、課外活動推薦など、大学によって名称や種類は多少異なるものの、国公立私立を問わず、ほとんどの大学で実施されています。特に私立大学では、全体の半数以上が一般入試以外で入学している時代です。
 そして、こういった入試方法で入学した大学生の学力低下を防ぐという目的のもと、統一した学力基準を設けるべきという話が出てきました。これが「高大接続テスト」です。


 僕個人の意見を始めに書いてしまいますと、根本的に反対です。

 理由はいくつかあります。

 

 ひとつめは、そもそも大学とはなんぞやというところです。

 学校教育法には、

 「大学は、学術の中心として、広く知識を授けるとともに、深く専門の学芸を教授研究し、知的、道徳的及び応用的能力を展開させることを目的とする。」(第83条)

 「大学は、その目的を実現するための教育研究を行い、その成果を広く社会に提供することにより、社会の発展に寄与するものとする。」(第83条2)

 とあります。

 大学は、学生に対して広く知識を授け、教育研究の成果を社会に提供し、社会の発展に寄与する必要があるのです。大学は、社会の発展の一助とならなければいけません。
 実際、大学を卒業した学生のほとんどは、社会に出て働くことになります。大学で学んだことを、直接的にも間接的にも、社会人として活用していくことになります。

 つまり、社会の求めている人間を、大学が養成していく義務というのがあるのではないかと思います。そのためには、大学での教育を充実させていく必要があるのです。そして、大学はそれに適する人間を入試という方法でもって集めるのです。
 そうすると、大学側が求めている人間というのは、各大学のカラーもありますから、大学がそれぞれ責任を持って決定していかなければいけません。


 たとえば、以前僕が立命館大学のキャリア担当の方に、AO入試入学者の学力についてお話を聞いたことがありました。そのお話によると「1、2回生はやはり成績が覚束ない学生もいる。でも3、4回生になると好成績で、就職してからも活躍している学生が多い」ということでした。多少学力が低い学生であっても、入試する側がちゃんとしたアドミッションズポリシーによって入学させているのであれば、学生は伸びていくものと思います。
 また、京都産業大学経営学部のAO入学者でも、高校の商業科からの入学者が「外国語や古典などは高校時代あまり勉強していなかったが、簿記やPCスキルは普通の大学生には絶対負けない」という学生もいました。
 もちろん、筑波大学や九州大学など、学力低下の懸念からAO入試を廃止していく方向で進めている大学もなくはないです。でも、選択肢を狭めてしまうことこそ、生徒にとっては害があるように思います。

 入試方法を、だれかさんの都合でもって大きく変えていくことは、人間育成の画一化につながるだけではなく、社会全体の損失につながるものだと思います。


 次の記事に続く。。。


 前から観たかったのですが、なかなか行く機会がなくて、こないだやっと観れました。タイでは上映禁止になったそうですが、これは日本などの国ほど観てほしい映画です。

 ネタばらしするとよくないですが、この映画はタイの子どもたちの売買春、不正臓器移植などをテーマとした映画です。全体的にショッキングすぎる話なので、見終わってからすぐに立ち上がれないほどでした。

 同じアジアの子どもたちが、絶望的な目にあっていると思うと、どうしようもない気持ちになります。

 

 ただ、僕が知っている限り、、、
 タイという国は、本来とても子どもを大事にしてくれる国ですし、幼児売買春に関しては日本よりもはるかに厳しい国であると思います。まして「日本人のために」内臓を売ったり買ったりという話は、本当におこなわれているかどうかは知りません。

 ただ、子どもの売買春や内臓を売る話は、現実にあるようにも聞きます。映画ではわりと日本とのつながりが多いように描かれていますが、僕の個人的なタイの印象は、もっと欧米諸国とのつながりが多いように思います。もちろんこういったことは、貧困やマフィアなどが原因であることも明白です。そして、お金のある人たちが、無い人たちを搾取していく構造にあるように思います。

 
 
 しかし、、、
 こういう映画を観て、いつも思うことですが、頭ではいろいろと分かっているつもりなのですが、結局僕も映画を観る前と何ら変わらない生活を送っています。
 
 いったい、僕らはどうしたらいいんでしょうねぇ。。。

 とりあえず目の前のことを頑張るだけしかなさそうです。。。

 来週から、ほとんどの小学校・中学校で授業が再開します。
 うちの塾の夏期講習も、一応今日で一段落です。
 来週いっぱいまでは講習期間なので、平常授業に戻るまでは少しあります。

 そういえば、僕はここ数年講師の先生に言っていることがあります。
 
 「『夏を制すは受験を制す!!』

 はうそやで。。。」

 というのも、夏休みが短いのと、おうちの事情で勉強のリズムが案外取りにくいことが理由です。もちろん、受験生などは旅行にも行かず、一日中勉強してもらうこともありますが、受験学年以外はたいていのんびりしています(うちの塾だけでしょうか)。
 
 ここ最近は受験生ですら、夏休みはのんびりしていて、塾としても雰囲気が作りにくいところがあります。


 でも、それはそれでいいんやないかなと思っています。


 受験生は、夏に頑張ったらいいというのも最早昔の話のような気がします。
 もちろん、CMで誰かさんがおっしゃるとおり、学校がストップする今しかできないこともたくさんあります。でも、受験生にとってみれば、学校の進度に左右されすぎているようではいけません。


 夏休みに頼らない勉強を進めていくためには、普段の勉強をいかに効率よくしていくかが課題になります。ほとんどの生徒が、毎日塾に来るわけではありません。その中で、結果を出す方法を模索していきたいです。


 夏期講習は、毎年いろいろ考えさせられます。
 よく「儲け時やな」とか言われますが、授業単価を落とすので、以外に入ってくるものは少ないです。

 でも、今日はゆっくりカラダを休ませてあげたいです。

 吹奏楽のコンクール自体、久々でした。
 Bというのは、Aよりも少し易しい成績の評価をしてもらえます。
実質的には、技術的な差になると思います。けれど、だからといって面白くないわけではありません。技術的には少し苦しくとも、選曲はバラエティに富んでますし、思い切った演奏が多くて気持ちいいです。

 どの学校がどうってことは、僕が言えるほどの立場ではないので、控えておきますが、どれもなかなか好演奏でした。

 
 こういった学校の演奏を聴いていると、一つ思うことがあります。

 

 楽しいだけの演奏と、上手な演奏は両立できるのか ということです。

 言い換えれば、のんびり楽しい部活と全国大会をめざす部活とを比較するということです。どちらもそれぞれの価値はあると思います。でも、それは一言で言い表されるようなものではありません。
 まして、中学校や高校での部活となると、自分ひとりの生活だけではありませんから、そう簡単にはいきません。毎日の勉強もしないといけないですし、家族の協力も必要です。
 吹奏楽は他のスポーツと比較しても、最も多くの人数が一度に動きます。学年や男女、いろいろなことが混ざっていて、とても混沌としています。人間関係も複雑になりますし、それが音楽にも反映されてくることさえあります。


 でも、一つだけいえることは、
 演奏技術とそれを聴いた人の感動が、必ずしも比例しないということです。

 小学生の演奏で涙する人も多いですし、プロの演奏でため息をつくこともあります。もちろん技術はあったことに越したことはありませんが、それが全てではないということです。

 

 どうも当たり前なことを書きましたが、昨日の演奏を聴いて本当にそう思いました。

 みなさんの音楽が、自分自身とそれを聴いた人の心を動かすことを祈ります。

 いろいろな方からメールやコメントをいただき、ありがとうございます。少し誤解を招く書き方をしてしまったことは、お詫び申し上げます。

 公立高校の辞退に関してですが、基本的には生徒側の判断で、願書提出後でも、合格通知到着後でも辞退することは可能です。
 ただし、教育委員会の意見として、出来うる限りそれは避けたいというニュアンスがあるため、そういった書き方をしてしまいました。前回書かせていただいた記事の保護者の方が、中学校で言われたこともそういうことであると思います。決して入学辞退が不可能であるということではありません。


 現実として、公立高校の入学辞退には、いろいろな種類があると思います。


 最も多いものが、2月の適性検査や推薦の試験を受験した後の辞退です。これは、私立のほうが魅力的に感じることがあるからです。
 ただし、2月の適性検査・推薦の試験を受けている生徒は、そこそこ学力のある生徒です。選択肢の幅がある生徒は、3月入試の前に入学辞退をすることがあります。


 次いで多いと思われるのが、Ⅰ類合格後の辞退です。
 これも私立に流れていると思われます。Ⅰ類に合格して辞退する子のほとんどは、Ⅱ類からの回し合格者です。つまり、Ⅱ類は落ちてⅠ類に受かったけど、Ⅰ類行くくらいなら、滑り止めで受けていた私立に行ったほうがいいと考えている生徒です。
 学校によっては、Ⅰ類とⅡ類との差(学力的にも雰囲気的にも)があって、生徒自身が行くのをためらってしまうことがあります。とりあえず願書には回し合格について書きますが、なまじ受かってしまっても私立のほうが、、、と考えてしまうのだと思います。


 これらは一例だと思いますが、僕はこれらが良くないとは考えていません。むしろ人生選択を真剣にしている生徒だからこそ、たくさん迷って最後まで決断できないことはあると思います。
 

 僕は、誰かさんの都合で、こういった生徒が悪く言われたり、最初っからこういう選択肢を提示されていないことで、迷うことなく公立に行ったり、私立を断念してしまう生徒がいることに嫌悪感を覚えます。


 ただ、入学辞退に反対する人の言い分も書いておきますと
「合格発表後の入学辞退した人の分の席は、不合格者には回って来ない。不合格した人は、席があいているのに座れない。」(元中3保護者)

 という意見もあります。一理あるように思えますが、これを解決するためには、合格基準を機械的に作れなくなります。そうすれば、合格者数や合格最低点などが、もっと曖昧になってしまい、問題はどうどうめぐりするだけになると思います。

 

 最後に、、、

 公立高校の入学辞退は、どういったカタチであれ賛成です。
ただし、それを高校側や入試担当者側はうまく受け入れられていないのが現状だと思います。入学辞退に関して、もっとオープンにしてほしいですし、塾からも質問してみようと思いました。
 そもそも、入試制度や私立との入試日程のことなど、全体から考え直す必要もあるかと思います。

 7月に入って、毎日保護者面談を行っていますが、今日おもしろいことを話してくれた保護者の方がいらっしゃいました。


「3月の公立高校の入試に受かったら、必ずそこに行かなければいけないんですか??」


 学校の個人面談で、学校の先生にも同じ質問をしたそうですが、あかんもんはあかんみたいな回答で、納得できなかったらしいです。でも、合格者に選択権がないというのはどうかとおっしゃっていました。言われてみればそうなのですが、僕も正直、なぜかはよく知りません。。。

 教育委員会発行の手引書を見ても、合格しても入学しない人のことはどこにも書いていません。原則として、合格したら入学してもらうという前提で書かれています。

> 昨年度の「京都府公立学校 入学志願の手引き」(京都府・京都市教育委員会)にこのような文章がありましたので追記しておきます。

>「願書提出後、受検を辞退する者が判明した場合には、速やかに『辞退届』を願書提出先高等学校長に提出すること。なお、受検後、合格内定後及び合格発表後に辞退があったときもこれに準じること。」(中略アリ)

>一応、合格発表後の辞退はあり得るとの判断ですが、別の部分には「辞退する者がないよう指導を徹底すること」との内容もあります。


 たしかに今までトラブルがあったことは聞いたことがあります。
 でも、最初から選択権がないというのも不思議です。
 また、それならそうと明記しておくべきかもしれません。

 僕はその場で保護者の方には、入試の日程上そういうのが暗黙の了解ではないかとの話をしましたが、僕の想像ですということも付け加えておきました。


 以前からそうでしたから、そうなのでしょうが、これは後日ちゃんと確かめてみたいです。教育委員会の方にメールしてみようと思います。もしかしたら、僕が見ていない書類などに、しっかりと書かれているのかもしれないですね。


 教育現場には、こういったことがよくあります。
 慣例に従うというか、あまり明文化されていないことがあるので、時々迷ったり、トラブルになることも少なくありません。
 何でもかんでも、決め付けることが良いとは思いませんが、誰もが困らないように変化していっても良いと思いました。

 みなさん、どうお思いになるでしょうか。

 うちの塾では、塾からご家庭への情報源として、毎月「寺子屋だより」なるものを送付しています。今月掲載した中で、保護者の方が関心を持たれていた話題でしたので、ソースとしては少し古いものですが、ブログにも書いてみることにしました。

 
 内容は、大阪と佐賀に、早稲田大学が系属校を設置するとのことです。


 佐賀県唐津市に、2010年早稲田佐賀中学・高校(仮称)というかたちで作られることになりました。今のところ、中学が一学年120人・高校が240人(内部含)そして定員の約半数が早稲田大学に推薦で入学できるとのことです。
 佐賀県は早稲田大学の創設者大隈重信の出身地でもあります。また早稲田大学の第二代学長天野為之は唐津市出身ということもあるようです。
 学校の建設予定地は、校舎が移転した旧唐津東高校跡地、運動場はこれも移転した旧大成小学校跡地になるようです。場所的に海から近く、福岡市内からも電車で一時間と便利な場所にあります。また、寮も用意されているので、九州全域からの入学者を予定しているようです。

 
 そして、大阪では、来年度から、摂陵中学・高校が早稲田大学と系属校になることになりました。
 こちらは、現在も摂陵高校として運営されていますので、来年度の入学者が卒業する3年後に40名程度の推薦を予定されているようです。塾などの説明なども夏休み明けてみないとわかりません。


 ちなみに、、、
 「系属校」 って??? とよく聞かれます。

 「系属校」という言葉ですが、これは早稲田特有のもので、学年全体が早稲田大学に進学できる「付属校」と違い、別法人で早稲田大学への推薦枠を作っている学校のことをさします。とはいっても、ハンカチ王子で有名になった早稲田実業や早稲田大学の横にある早稲田高校も系属校です。


 また、もう一つ付け加えておくと、移転した佐賀の唐津東高校は、国公立大学100名以上合格の県内屈指の高校であるのに対して、摂陵高校は主に私立大学の希望者が多い高校です。
 いや、別に摂陵高校のレベルがどうこうという話ではなくて、今後どういった方向性で進んでいくかがとても注目されるべきところであると思います。


 京都からみると、大阪の摂陵高校は遠い気がしますが、JRと阪急からスクールバスが出ているので、京都駅や河原町駅から、学校まででも1時間はかかりません。そう思うと、京都市内も十分に通学圏内になると思います。


 早稲田を皮切りに、こういった大手の大学が全国進出するのが、これからもっと増えてくるかもしれません。いや、本当はすでにいろいろな大学がいろいろな高校に触手を伸ばしていることは、すでに知られているでしょうか。。。

 「受験勉強」なき大学受験が主流になってくれば、高校生の勉強もこれから変わってくるかもしれません。


 今週の月曜日から春期講習が始まりました。
というよりも、このブログをほったらかしにしておいたので、少し友達からも心配されましたが、僕は至って元気です。仕事が少し忙しかったので、更新できませんでした。

 ここ一ヶ月くらいは、かなりいろいろなことがありましたが、少しずつこのブログにも書いていけたらいいですね。

 

 とりあえず春期講習の報告です。

 今週から4月3日まで土日を省いた9日間で春期講習を行っています。
 授業内容は各学年によって違いますが、主には前学年の復習と新学年の予習です。今年は例年になくこの時期での新入塾が多く、少し手間取っていますが、何とか授業には差し支えないようにしています。

 特に好評をいただいているのが、中1数学です。

 正負の数から、文字の計算の手前までを9日間で行います。
 正の数と負の数の感覚は、数直線で進めていきます。
 今日で4日目ですが、正負の数のたしざんひきざんはほぼ大丈夫な感じです。これは毎年4月の終わりか5月の終わりに、悲鳴を上げて入塾される方がいます。できればこの時期に終わらせておきたいです。
 中1のスタートダッシュは、とても大事です。
 もちろん小学生の時の算数の力に左右されますが、その復習も含めて計算力を上げておきたいところです。


 何だか、完全にうちの宣伝になってしまいましたが、、、

 新学年の準備は、勉強だけではありません。
 やはり、気持ちの準備が大事です。そして、気持ちを新しくするためには、身の回りの準備をすることが大事です。うちの塾も今は部屋が散らかっていますが、、、何とか新学期を迎えるまでには片付けていきたいと思っています。

 今年度も、塾と生徒たちをよろしくおねがいします♪

 今日は朝から京都市美術館に行ってきたんです。
学生の卒展なんて久しぶりに行きました。僕は学生の頃、美術系の友達が多かったせいか、学生の作品を観る機会にはわりと積極的に行っていました。その後も中高生と接する仕事が多かったせいで、よく行っていたのです。


 今回も生徒の卒展でした。
 高校生の作品なので、プロの作家さんに求めるものとは違ってきます。けれど侮れないところもたくさんあります。今回もなかなかパワーのある作品がたくさんありました。うちの生徒の作品も衝撃的でしたが、全体的にはなかなかおもしろかったです。

 やっぱり若い人の作品は、何かパワーがありますね。
 僕も少し元気をもらった気がします。

 
 それと、、、
 全然関係ないですが、今日二人の人に人違いされました。。。

 わりと人違いされるほうなんですが、一日に二人はめったにないですね。
 今日は猫の日らしいですが、なんかいいコトがあるかもしれません☆


 だいたい小学校へ入学するときに、学習机などと一緒に鉛筆削りを買ってもらう子どもが多いようです。多種多様な文房具の中で、これはあまり変化のないものの一つです。最近はどこのおうちでも、電動の鉛筆削りが主流です。安全性とともに、デザイン性からも親しまれているようです。

 うちの塾には、電動のものはありません。
 昔風の手でかりかり回すものです。普段はこれで事足ります。
使い方のわからない低学年の生徒などはいますが、たいていの生徒は使うことができます。


 しかし、、、


 最近、ちょっとした問題が起こりました。
 

 今、中学1年生の数学は図形をすすめているところなのですが、コンパスを使って作図するところがあるのです。コンパスもいろいろなものがあって、えんぴつの芯のようなものを付けるタイプや、シャーペンを付けるものなどがあります。
 その中で、鉛筆を直接差し込んで使えるコンパスがあります。
 買ったときにコンパスについている鉛筆でみんな図形を書いているのですが、その鉛筆が短すぎて、鉛筆削りで削ることができないのです。

 

 手動でも電動でも削れない短い鉛筆を、どう削りますか?


 いろいろあると思いますが、、、
 くるくると鉛筆を回して削る小さくて四角い鉛筆削りを使う人が多いようです。クーピーペンシルなどに付いてるあれです。うちの塾でもそれは準備してあるので、わたしてみました。
 そうしたら、意外な答えが返ってきました。

 いしだ「これ使って削ってみぃ」


 生徒「せんせ、こんなん使い方わからん!」


 いしだ「え!? まぢで? こうやってな、こうやるんよ」(削ってみる)


 一同「おー!!」


 いしだ「てか、みんな使ったことないのん??」


 生徒「初めて見たでこんなん」
 生徒「見たことあるけど、使ったことない」。。。。。


 僕はかなりショックでした。。。
 これではナイフで鉛筆を削ることなど、ありえへんのんやろうなと思いました。

 そういえば、最近鉛筆が短くなったら書きにくいので、金属の棒みたいなものに短い鉛筆差し込んで最後まで使えるようにするやつっていうのも見かけないです。僕は小学生の時に、結構使っていたんですけどねぇ。。。いつのまに絶滅してるんやろ。。。


 今は鉛筆を使う機会はぐっと減りました。
大学生の頃までは、赤鉛筆も普通に筆箱の中にありましたし、音楽の譜面に書き込む時は必ず鉛筆を使ったものです。
 

 たまには鉛筆も使ってやろうかなと思いました。

wine.JPG
 少し前のことですが、生徒にもらいました。
 うちの塾から一番近い高校は、洛北高校なのですが、そこには「修学旅行」という名のものがないのです。1年生の時に「スキー研修」という名で4泊5日長野県(志賀高原)に行くことになっているのです。聞くところによると10年くらいまえでも同じようなことだったらしいので、結構長くこういったものであるようです。
 ちなみに、校内に併設されている洛北付属中学校は、中3でオーストラリアのケアンズに5泊6日の研修旅行でした。

 写真は信州のワインです。実はもう飲んでしまいましたが、なかなかおいしかったです。生徒にお酒を買ってもらったのは、ちょっと恥ずかしいですが、もらえるものはもらっておきます。ほんま、ありがとうね。

 

 うちの学区内の中学校(下鴨中学校)の来年の修学旅行先は北海道です。
 何だか公立中学校の修学旅行も、だんだん贅沢になってきているように思います。やはりこれは、家族の中で子ども一人一人にかけるお金が増えてきている証拠なのでしょうか。

 僕は大阪出身ですが、中学校の修学旅行は長野県、高校は私立でしたが北海道でした。うちの妹は、地元の公立高校で、東京ディズニーランドやったと思います。


 最近は、私立中学高校の国際コースなる、海外へ行けるチャンスのある学校も、日程は数週間という単位ではありません。数ヶ月や半年、丸々一年という高校も増えてきました。一年間海外で勉強して、日本に帰ってから受験勉強に打ち込むというやりかたです。
 大阪では、大阪市立南高校が3ヶ月の交換留学制度を設けていて、クラスの半数以上が英検2級以上と、公立でも侮れません。京都では、京都市立紫野高校のⅡ類英文系の海外研修はオーストラリア3週間です。


 修学旅行というもの自体、最近は趣向を凝らすようになってきているようですが、僕はもっと「遊びに」行けば良いように思います。一生行かないようなところに行くのも悪くないですし、何にもないところに行って、友達としょうもない話をするのも良いと思います。
 生徒に聞けば、どこへ行ってもケータイで友達とメールするのが楽しかったりするそうで、何だか寂しいような気もします。

 また、大学受験のことを考えると、高3の修学旅行はほとんど皆無になりました。高校最後の思い出というよりは、3年間のちょっとした息抜きといった感じです。

 
 僕自身もそうでしたが、修学旅行はどこに行くかではなく、誰と行くかです。
 十代の多感な時期に、見知らぬ土地へ、どんな仲間と行くかが大事なような気がします。

 続きですみません。。。
 もう少しピックアップして、感想なども書いてみます。

○電話で最も多く話す相手は誰ですか(複数回答あり)

 小学生(4~6年生)全体 家の人77% 友達21% その他3%
 中学生       全体 家の人31% 友達42% その他2%
 高校生(1~3年生)全体 家の人22% 友達46% その他6%

 非常にわかりやすい結果ですが、ケータイ電話のあり方がはっきりしています。小学生の時は家族との連絡手段であったのが、中学生以上は友達とのコミュニケーションに使っています。
 また「電話はほとんど使わない」というのが、

 中学生       全体 25%
 高校生(1~3年生)全体 20% 

 とあり、中高生はメールを中心にコミュニケーションをとっていることがわかります。


 ○あなたのケータイ使用料金は、1ヵ月いくらですか

 中1男子 わからない20% 6千~8千円18% 4千~6千円15%
 中1女子 わからない20% 6千~8千円18% 4千~6千円16%

 中2男子 6千~8千円25% 8千~1万円17% 4千~6千円15%
 中2女子 6千~8千円25% 8千~1万円17% 4千~6千円15%

 中3男子 6千~8千円28% 8千~1万円22% 4千~6千円15%
 中3女子 6千~8千円28% 8千~1万円21% 4千~6千円15%

 やはり中2というのは一つの分岐点になるようです。もうこれは一つのギャングエイジと言っても過言ではありません。ケータイの使用方法や使用量が変化するのも、これと無縁ではありません。明らかに何かが変化しています。
 ただ、ケータイの使用料を自分で把握することは、金銭感覚を勉強する上では大事なことのような気がします。


 ○ネットやメールで知り合った人と会ったことがありますか

 小学生(4~6年生) はい 5% いいえ94% 
 中学生        はい13% いいえ85% 無回答1%
 高校生(1~3年生) はい17% いいえ75% 無回答5%

 これはちょっと驚きの数字でした。
 中高生はクラスで2~5人くらいはそういう人がいるということです。
古い考え方かもしれないですが、ネットで知り合った人と会うのは僕でさえも少し抵抗があります。中高生はどの程度の意識かわかりませんが、あまりすすめられるものではありません。僕も自重していきたいです。


 ○ケータイについて思うこと

 中学生全体
 ケータイはあってもなくてもよい      28%
 やることがなくなるとケータイを見てしまう 60%
 電話やケータイが来ないと寂しくなる    22%
 ケータイがないと落ち着かない       23%

 高校生(1~3年生)全体
 ケータイはあってもなくてもよい         31%
 やることがなくなるとすぐにケータイを見てしまう 48%
 電話やメールが来ないと寂しくなる        19%
 ケータイがないと落ち着かない          21%

 大人にあるケータイ依存症の初期症状ではないでしょうか。
暇があればケータイを見てしまうのは、大人も子どももかわらないような気がします。


 ☆ ケータイ と 携帯電話

 僕自身もそうですが、中高生にとっては「携帯電話」ではなく「ケータイ」を持ち歩いているのです。それは単なるコミュニケーションツールではなく、オシャレでもなく、ステータスでもなく、何かもっと大きなモノのようです。
 ケータイを使いこなすことは、彼らにとってどう今の時間を過ごすかということにつながっているように思います。
 あくまでも、ケータイに使われないようにしてほしいですが。。。

 昨年10月に京都市教育委員会が、京都市内の小中高校生6万6千人余りを対象に、携帯電話に関するアンケートが行われました。
 アンケートの内容は、小学校用、中学用、高校用よ少しずつ内容が違います。私が気になったところだけをピックアップしてみました。詳しくは京都市教育委員会のホームページでA4用紙約40枚分がPDFでアップされています。
 
○ 自分だけのケータイを持っている

 「はい」と答えた小学生
 小4 25%
 小5 29%
 小6 33%

 男子合計(4~6年生) 22%
 女子合計(4~6年生) 35%

 小学生(4~6年生)全体 29%

 もうこの数字にはびっくりしませんが、小4から高学年になれば、ケータイは4人に1人から3人に1人になるんですね。男子よりも女子のほうが多いというのは、小学生に限ったことではありませんが、やはりこうみると周りの影響が大きいような気がします。


 「はい」と答えた中学生
 中1 59%
 中2 69%
 中3 74%

 男子全体 60%
 女子全体 74%

 中学生全体 67%

 小学生同様、学年が上がるごとに数字が大きく上がっています。高校生のアンケートの中にも「自分だけのケータイを持っている人はいつから持っていますか」という質問に、半数以上が中学生からと答えていることがここで証明されています。
 また、別のデータで各学年とも男子よりも女子のほうが10~15ポイントほど上回っています。中学生の約7割の女子はケータイを持っているといえます。ケータイから入ってくる情報、または伝える情報の中身は、思春期の多感な時期にどう影響して、これから彼らは人生を進んでいくのでしょうか。


 「はい」と答えた高校生
 高1 94% 
 高2 95%
 高3 96%

 男子合計(1~4年生) 93%
 女子合計(1~4年生) 96%

 全体(1~4年生)95%

 これは大人のデータと同じかそれ以上といえます。
男女差はほとんどなくなりますが、ケータイが彼らの重要なコミュニケーションツールになっています。大人以上に使いこなす生徒もいますが、その反面まだネット社会の怖さに触れていず、危ない橋を渡っていることに気づかないこともあるようです。ただ、うちの塾でも高校生との連絡はほとんどメールで行います。そのほうが効率的で確実です。もうこの利便性に対抗してケータイを持たないようにするのは一部ナンセンスで、高校生がケータイを持つ欠点を補う対策を考えるほうが現実的です。

 

 総じて、、、

 元々このアンケートは、子どものケータイ利用に対して、有害情報の危険からどう守っていくかを考える目的でされたものです。フィルタリングをもっと強化していく方向で進むことになるでしょうが、中学生・高校生などはそういったサイトを自ら作らないということも指導していくべきです。裏サイトのこともありますが、こういったものはどうも受身というか、被害に合わない対策しか講じられていません。
 将来的に、今の子どもたちがこういうサイトを排除できるような仕組みを作っていってほしいです。今はそのためにできるだけのことをしなければいけません。用は急を要していると思いました。

 先日、伏見工業高校が全国高校ラグビー大会で準優勝になりました。
僕はこの試合平日のお昼ということもあって観戦できました。とても見ごたえのある試合で感動しました。

 ラグビーといえば、今年は不祥事が相次ぎました。
同志社大学のラグビー部員数人が、女子大学生を車の中に連れ込もうとした暴行事件や、関東学院大学での集団大麻事件などです。
 後に同志社大学の事件は、強姦未遂をした学生らを大学側が弁護するような発言をして、批判を浴びていました。関東学院大学の事件は、2人が大麻取締法違反で逮捕・起訴されました。あとの12人は従属的だったと判断され、不起訴処分になったようです。

 やはりこういうことがあると、ラグビーはおろかスポーツ全体が悪く思われるようで悲しいです。こんなことは二度とないようにしてもらいたいものです。


 ラグビーといえば、僕はそのルールが好きです。
ラグビーは、ボールを前に投げたり、パスしたりすることができないので、後ろにパスをしながら前に進まなければいけません。前に向かって、ボールを落とすだけでも反則になります。とても哲学的ではないでしょうか(ちょっとおおげさですかね)。

 また、ラグビーは試合終了のことを「ノーサイド」といいます。
直訳すれば敵も味方もなしってことでしょうか。試合が終わってしまえば、敵も味方もなく皆同じラガーマンになるということらしいです。とてもさわやかな感じですね。

 そういえば話がそれますが、亀田興毅のライトフライ級タイトルマッチ、判定に持ち込まれることになった、あの最終ラウンド、最後の試合終了のゴングが鳴った瞬間、ぼろぼろになった亀田興毅が思わず相手のランダエタと抱き合おうとしていました。あれはスポーツマンとしての自然な反応ではないかと思います。実際は親父さんが止めて、引き離されてしまいましたが。。。
 
 今まで戦っていた相手に対して、そして自分たちに対しても健闘を称えるというのはとても良いことだと思います。スポーツの本当に良いところですね。


 伏工は惜しくも準優勝でしたが、スラムダンクの言葉を借りれば、

「『負けたことがある』というのが、いつか大きな財産になる」

 と思います。残りの高校生活、そして卒業後も頑張って欲しいと思います。

Image078.jpg
 いやぁ、みてみると、ブログがかなり久しぶりになっていました。申し訳ないです。。書きたいことはいっぱいあるのですが、書こうとすると眠気に襲われます。今日はそんな中、大阪の辻製菓専門学校のオープンキャンパスに行ってきました。

 集合が9時45分だったので、出町柳に8時集合で電車に乗りました。塾の先生が専門学校のオープンキャンパスっていうのもどうかと思いましたが、僕自身とても興味があったので、生徒と一緒に申し込みました。

 辻製菓専門学校は、かの辻調グループの一つで、和菓子・洋菓子業界のプロを育てる専門学校です。
 今日のオープンキャンパスはクリスマススペシャルということで、いつもは洋菓子の体験だけをするところ、和菓子とパンも体験できるということでした。
 僕は付き添いということで、みんなが白衣を着てせっせとお菓子作りをしている横で見学することになりました。正直、僕も一緒に作りたかったです。

 まずは学校の説明です。
 学費が高いので、それをどうするかということでした。
一つ良い方法に、住居つきアルバイトを紹介してくれるとのことでした。あくまで学業優先なので、アルバイトで料理の腕を磨こうなんて甘い考えは持たないほうがいいとのことです。これは僕も同感です。また、奨学金や教育ローンのお話もありました。

 それからいよいよ実習ですが、
 最初は和菓子でクリスマスツリーを作るもの、それからパンはプレッツェル、最後に洋菓子はブッシュ・ド・ノエルを作っていたようです。時間の制約もあり、一から作ったわけではなさそうでしたが、とても楽しそうでした。
 ちょうどパンを作っているところで、付添い人だけが別室でお話することになりました。人数は10人ほどで、保護者の方や生徒のお姉さんなどでした。塾の先生はやはり僕だけだったようです。


 いろいろなお話が出ましたが、料理の道に進むのには、やはり一通り基礎から勉強することが大事だというお話でした。実力の世界だからこそきっちり勉強することが大事であるとおっしゃっていました。
 就職のことも、求人票の数はかなりのものでした。
 また、卒業の時に就職して、辞めてしまっても仕事を紹介するとのことでした。卒業生であれば何度でも、そして独立するときも仕入れや道具の手配など、いろいろなサポートがあるとのことでした。
 これはすごいことだと思います。やはり専門学校は就職のための学校なので、就職に力を入れてもらわないと困ります。そこをしっかり押さえているあたりは、さすが老舗といえます。


 今日は、一日甘い香りに包まれてとても気分が良かったです。
 
 せっかく大阪まで来たので、帰りは四天王寺さんの近くでたこ焼き食べて帰りました。僕はその後、塾に来て、今こうしてブログを書いています。
 惜しむらくは、付添い人同士で話していた時に、いろいろ話していた人に連絡先など聞くのを忘れていました。。。生徒のほうはきっちりメルアド交換していたようです。
 ブログ、もっと更新していきますね。。。

 AO入試についてのコメントをいただいていたのですが、長くなりそうなのでこちらに書きました。僕個人の見解であるところもありますが、参考にしていただければ幸いです。

 まずAO入試に関してですが、、、
建前としては、大学の欲しい人材を学力などのテスト以外で合格させようとする入試方法です。けれども実際、学生集めの道具にしている大学があることも否めません。

 そのあたりの区別は、おおかた入試偏差値的なレベルによって、意味合いが変わってきます。たとえば京都でいえば、、、

 

①京都府立大学、立命館大学、同志社大学、京都産業大学などは、

 まさに、学力以外での力をみてくれています。普通科以外の専門科高校の生徒にとっては、とても受けやすい入試です。ほかにも高校でいろいろな活動をしていたり、勉強をしてきた生徒にとっては良いと思います。その分、思いつきで受けるには難しい入試です。公募制推薦と並行して勉強するのにはオススメしません。
 入試方法も一次は小論文、二次はプレゼン、ディスカッションが多いです。入試のための準備は簡単ではありません。
 

②大谷大学、京都文教大学、京都精華大学、京都橘大学などは、

 公募制推薦と並行して勉強することもできるので、第一志望であれば、受けてみる価値はあります。実際の入学者の話を聞いても、おもしろい学生が入学しているケースが多く、大学生活を楽しめそうです。ただし、①の大学同様、本人の大学への意識の高さが求められると思います。
 入試方法は一次が小論文、二次が面接、プレゼンなどが多いです。


③その他、少し易しい大学は、

 第一志望でない限り、正直受けないことをすすめます。大学側が学生集めのために行っていることが多く合格しやすいところです。大学の中身が悪いというわけではありませんが、大学への意識をあまり持たずに入学してしまうと、学生のためにもあまり良くないような気がします。
 入試方法は、小論文、面接が多いです。


 非常に大雑把に書いてしまいましたが、おおかたこんな感じであると思います。おそらく高校の進路担当の先生方も同じ意見であると思います。ある大阪の高校では「AOはあほでもOKやな」とか「青田買いやからAOなんや」とかおっしゃっていた先生もいました。
 AOはいろいろまだ不十分なところもあるとは思いますが、僕自身の意見を言えば、全体的には賛成です。海外でもアメリカやイギリスなどはAO入試の入学者数が非常に多いです。
 同志社大学でも、AOでの入学者は成績が良いとか、京都産業大学の経営学部はAOでの合格組だけ特別待遇を受けて、就職まで非常にスムーズにいっているという話しも聞きます。

 結局、大学で何を勉強するかの意識やその準備ができているがどうか、そういうところを大学はしっかり見てくれているようです。そういう意味で僕はAO入試をある程度は信用してもいいと思います。
 ご意見頂戴できれば幸いです。

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誕生日:
1974/11/04
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自営業
自己紹介:
京都市左京区の学習塾
京都寺子屋塾の塾長です。
大阪出身で、現在は上京区民です。
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